■ はじめに:なぜ愛媛県の冬は「給湯トラブル」が多いのか?
愛媛県は四国の中でも比較的温暖な地域といわれますが、
給湯器(エコキュート・ガス給湯器・電気温水器)の冬トラブルは全国トップクラスに多い地域 です。
その理由は、
- 朝晩の冷え込みが強い
- 松山市・今治市・新居浜市・大洲市など“内陸の冷え込みポイント”が多い
- 海風で体感温度が下がりやすい地域が多い
- 住宅地が広く配管が長くなりがち
- 井戸水使用の家庭も一定数存在
こうした愛媛県特有の環境が重なり、
冬になると
- お湯が出ない
- エコキュートが凍結した
- エラーコードが表示される
- 追い焚きが動かない
- リモコンがつかない
という相談が一気に増えるのです。
エコ殿では毎年12〜2月に、愛媛全域から給湯トラブルの相談が急増し、
冬だけで年間の半数以上の修理依頼が集中します。
この記事では、
愛媛県の冬に多い給湯トラブルの原因・直し方・予防策 をすべてまとめます。
あなたの家で同じトラブルが起きても、この記事を読めば解決できます。
【第1章】愛媛で多い冬の給湯トラブルTOP15(エコ殿の統計より)
まずは、エコ殿が冬に実際に受ける相談件数を元にした
「冬トラブルTOP15」 を紹介します。
■
1位:お湯が出ない(配管凍結)
→ 朝に多い。今治市・松山北部・東温市・大洲市で多発。
■
2位:エコキュートのエラーコード(H/460/H90など)
→ 凍結が原因のケースが多い。
■
3位:追い焚きができない
→ 追い焚き配管は細いので凍結しやすい。
■
4位:シャワーがぬるい
→ 給水側の凍結、または熱交換不良。
■
5位:リモコンがつかない(電源入らない)
→ 凍結によりタンクが異常検知するケース。
■
6位:お風呂の自動湯はりが止まる
→ 湯量センサーまたは配管凍結。
■
7位:貯湯タンクのお湯が減らない
→ 夜間沸き上げが働かない(寒冷エラー)。
■
8位:ポンプの異音
→ 凍結による内部ストレス。
■
9位:リモコンに「沸き増し中」のまま変わらない
→ 貯湯不足+低外気温。
■
10位:井戸水利用での凍結・圧力低下(新居浜・大洲でよくある)
■
11位:外の給湯器が霜だらけで動かない(エアコンと同じ現象)
■
12位:夜間の電力量が異常に増える
■
13位:湯温が急に変わる
→ 低温時の混合弁不良が多い。
■
14位:外のヒートポンプが回らない
■
15位:湯船に黒いカスが出る(追いだき配管の劣化)
このように、冬は給湯器トラブルの宝庫です。
では、それぞれの原因と対処法を詳しく説明していきます。
【第2章】1番多い「お湯が出ない」原因は100%これ。愛媛県の冬に起きる“配管凍結”
❄ お湯が出ない → ほぼ凍結です。
特に愛媛県では
- 松山市北条
- 東温市
- 伊予市の山寄り
- 今治市菊間・波方
- 大洲市・内子町
- 久万高原町
などで毎年凍結相談が多いです。
【原因】
夜〜早朝の冷え込みで、
- 浴室の給湯配管
- 屋外シャワー配管
- 追いだき配管
- 給水配管
のいずれかが凍ってしまい、水が流れない状態。
【応急処置】
以下のどれかで改善します。
✔
① 自然解凍するまで待つ(最も確実)
気温が上がると解けます。
愛媛だと午前10時〜12時に溶けることが多い。
※無理に触らないのが正解。
✔
② 配管の根元にタオル → ぬるま湯をかける
熱湯は絶対ダメ(破裂の原因)。
ぬるま湯でゆっくり温める。
✔
③ エコキュートの電源は切らない
切ると“凍結防止ヒーター”が働きません。
❌ 絶対にやってはダメなこと
- 熱湯をかける
- ドライヤーを至近距離で当てる
- 叩く・力をかける
- 部品を外す
どれも破損の原因になるので要注意。
【第3章】エコキュートの「エラーコード」は冬に出やすい|愛媛県の相談例と直し方
冬は特定のエラーコードが一気に増えます。

【原因】
凍結による圧力異常・水量低下・ヒートポンプ停止。
【直し方】
- 外気温が上がるまで待つ
- 一度ブレーカーを落として10秒→入れ直す
- 水が出るかチェック
改善しない場合は、内部異常の可能性があります。
【第4章】追いだきができない/残り湯が吸えない|愛媛の冬に多い原因
理由は1つ。
→ 追いだき配管が細いので凍結しやすいから
追いだきの循環口は
結露 → 凍結 → 停止
しやすい構造です。
【解決法】
- 追いだき配管付近(浴槽の横)を温める
- 自動湯はりボタンを一度OFF/ON
- 循環アダプターを掃除する
【第5章】予防策|愛媛県の冬で凍結を絶対に防ぐ7つの方法
エコ殿の冬トラブルの80%は以下を守れば防げます。
✔
① 配管に保温材を巻く(最強の予防)
愛媛県は冬だけ配管が冷たくなりやすい地域。
保温材(断熱材)を巻くと凍結確率が激減します。
✔
② 風が当たる場所を段ボールなどで防ぐ
ヒートポンプや配管が“北風”に当たると凍結しやすい。
✔
③ 夜間に少量の水を流しておく
給湯→お湯側を少しだけ。
凍結しにくくなる。
✔
④ エコキュートの電源は切らない
凍結防止運転が作動しなくなるため絶対ダメ。
✔
⑤ 追いだきの循環口をフタしない
フタで覆うと冷えて凍りやすくなります。
✔
⑥ 井戸水の場合は特に注意
井戸水は凍結しやすく、
新居浜市・大洲市でトラブル多発。
✔
⑦ 古い給湯器(10〜15年)は早めに交換検討
冬場に壊れると工事が詰まって数日待ちになることも。
【第6章】愛媛県“地域別に違う”給湯トラブルの特徴
同じ愛媛でも、地域で凍結頻度が全く違います。
■ 松山市
- 温暖だけど “北条・久米窪田・余戸の田んぼ沿い” は冷えやすい
- マンションは比較的安全
- 戸建ては軒下に給湯器がある家が多い
■ 今治市
- 海風が強く配管が冷えやすい
- 波方・菊間方面が特に要注意
- 霜が降りる日が多い
■ 新居浜市
- 山側がかなり冷える
- 井戸水利用の家庭が一定数
■ 大洲市・内子町
- 愛媛で最も凍結トラブルが多いエリア
- 山間部は要注意
- 気温が0℃を下回る日が多い
■ 四国中央市
- 風が強い地域のため、風防対策が必須
【第7章】冬場の電気代が高騰する理由と対策|愛媛県の家庭で起きていること
エコキュートは冬に電気代が上がります。
理由は、
- 外気温が低い → ヒートポンプ効率低下
- 沸き上げ回数増加
- 風が強い地域はタンクが冷えやすい
つまり、冬は“仕方ない”部分がありますが、
対策で大きく変わります。
✔ 電気代を下げる5つの方法
- 夜間の沸き上げ量を増やしすぎない
- 勝手に「沸き増し」を押さない
- 風が強い地域はヒートポンプ周辺を風避け
- 保温材を巻く
- タンクを古い場合は交換
【第8章】エコ殿が冬に“最も多い相談”TOP5と回答
ここからは実際の問い合わせで多い質問です。
Q1:朝お湯が出ません。壊れていますか?
→ ほぼ凍結。壊れていないので触らないこと。
Q2:エラーが出ました。どうしたらいい?
→ 気温が上がるまで待つ → リセット → それでもダメなら故障。
Q3:追いだきが動かない
→ 循環口・配管が冷えています。浴槽の水を温めて解消。
Q4:夜中に音がして心配です
→ 凍結防止ヒーターの音か、循環ポンプの作動音です。
Q5:冬は早めに交換した方がいい?
→ 冬は業者が混むので 壊れてからでは遅い。
10〜15年なら事前の交換がおすすめ。
【第9章】まとめ:愛媛県の冬に給湯トラブルが多い理由と、エコ殿ができること
冬の給湯トラブルは、
「地域の気候 × 給湯設備の特徴 × 住宅環境」の組み合わせで起きます。
愛媛県は
“凍結しやすい条件が揃った地域” なので、予防が非常に重要です。
■ エコ殿ができるサポート
- 冬の給湯トラブル診断
- 無料点検
- 配管保温工事
- エコキュート交換見積り
- 早朝対応(冬限定)
- 補助金案内
- 故障修理
冬のトラブルが起きてからでは遅いので、
予防・点検・早めの交換 があなたの家庭を守ります。




